あこぎ平治ものがたり

あこぎ平治ものがたり

平治煎餅の由来

大正2年の創業以来、天皇、皇后両陛下にもお買い上げを頂いた銘菓「平治煎餅」。
文楽、歌舞伎等の「勢州阿漕浦〜平次住家の段〜」でも知られる、
平治の忘れ笠を模って作られた三重を代表する味です。

孝行者・平治の物語

阿漕海岸に暮らす貧しい漁師の平治。ある時、母親が風邪をこじらせ、病にふせてしまいます。医者にかける金もない平治は、なんとか母を助けようと、当時神宮ご用の禁漁区からヤガラという栄養のある魚を獲り食べさせました。

そのおかげで母の病気は日増しに良くなりますが、禁猟区の取締りの目が厳しくなってしまいます。見つかる危険が高くなっても、母を助けたい平治は禁漁を続け、浜辺に置き忘れた笠が証拠となって捕まります。役人も平治の思いやりを察しますが、どうすることもできず、平治は簀巻きにされ阿漕浦沖に沈められました。
平治煎餅・平治最中は、この悲しい孝子の物語にでてくる平治が忘れた笠にかたどって作られたものです。

  • 阿漕塚

    ▲阿漕塚

  • 阿漕塚石碑

    ▲阿漕塚石碑

  • 阿漕塚

    ▲阿漕塚

ページの先頭へ